将来が不安な20代の方々へ…人生の向き合い方

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Fラン・低学歴のキャリア戦略

将来が不安な20代の方々へ…人生の向き合い方

 

近年多くの20代の方から、将来に対する不安の声を聞きます。
かく言う私も同じで、新卒で営業として働き始めたのは15年程前でしたが、20代の頃は以下のような感情になる事が多く、精神的にも不安定だったと覚えています。

  • 「自分の会社や業界は将来も安泰なのだろうか」
  • 「仕事ができるようになれるだろうか」
  • 「きちんと稼げるようになれるだろうか。収入は上げられるだろうか」
  • 「安定して生活していけるのだろうか」

上記の事を考えると気持ちが沈みますよね。
世の中全ての人がエリートというわけではなく、学歴も自慢もできず、仕事でも大した成果をまだ上げる事ができていないとなると焦りから更に不安の気持ちも強くなるのではないでしょうか。

そういった20代の方も将来に対する漠然とした不安を少しでも緩和できれば前向きに日々を生きていけるのではないでしょうか?
今回は何もないところからでも少しずつ日々の不安を解消していける方法をいくつかご紹介させて頂きます。

今日からできる事が見つかるはずです。

 

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20代の方々が将来に対して「不安」を抱く理由

まずは、20代の若い方々が漠然とした不安をなぜ抱いてしまうのでしょうか?
これを理解することが不安解消への第一歩です。
私が思うにあなたを不安にさせる要素は以下のような点が正体ではないかと考えます。

  1. 予測しにくい未来
  2. 自分で自分を守れるか
  3. 寿命の長期化
  4. ライフイベントとの両立
  5. お金がない

このような点を解消する為に何をすべきか?
次に解消方法に関して記載させて頂きます。

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総論:「漠然とした不安」を軽減するには?

何とかこのモヤモヤを解消したい…という場合は、以下のような方法が考えられます。
いずれも、多くの若手ビジネスパーソンに知っておいてほしい心構えでもあります。

 

①目標となる人を見つけ、真似し、近づけるようにしてみる

自分自身に不安があるのであれば、周囲にいる自信を持って働いている人を見つけ、その人に近づけるように真似るなどして、取り組んでみましょう。

あなたの先輩などで自信を持って仕事に取り組んでいる方などは不安に感じている様子は少ないのではないでしょうか?そのような方は今までの社会人生活の出来事をきちんと積み重ねてきている方が多いです。
ぜひ憧れの気持ちを持ってその人のようになるように努力してみましょう。

最初は真似るだけでも構いません。
そこから自分自身のオリジナルへアレンジすれば良いのです。そのようにして自分のやり方ができる事によって不安から自信へと変化していきます。

 

②「今」できる事に集中する

上記のように人を真似るなど、何をやるかを考えて決め、それに集中してみましょう。

これを学ぶ、これを仕事で実践してみるなど、自分がこれならできると思ったことをやってみる事が重要になります。
実は不安というものは、目の前のことに集中し、行動している間は緩和もしくは消失します

逆に人は暇になると不安を感じます。
今が暇になってしまっている時、やる事がないのでつい考えてしまうのです。特に人は起きてもいない未来に対して悲観的になりがちで、そういった気持ちが出てくるのは実は自身が暇な時だったりするのです。

将来に対して不安な気持ちがわいてきたら、「今、自分は何に不安を感じているんだろう」と自身に問いかけてみてください。
そしてその要因に対して「今の自分は何ができるか」を考え、できる事、やれる事に集中して取り組むようにしましょう。

今できることをやる事が将来へ繋がります。
次の項目でも将来への備えに関して記載します。

③基本的なスキルを向上させ、将来に備える

業界や職種が変わっても活かせる持ち運び可能なスキルを意識して向上させていきましょう。

例えばロジカルシンキングに始まる問題解決をする為の思考と実際の能力、セールススキルやコミュニケーションスキル、語学などもそうですね。

上記のように自分の意志でやるべきことを選び、それを磨き続けることで、能力が自分自身に定着されます。なので、やるべきことが見えているならば、目の前の仕事にひたすら打ち込む時期も必要なのですが、「与えられたことをただこなしている」だけでは、指示待ちで受け身な仕事の仕方になってしまいます。勤務先から目の前の仕事を処理する為だけに使われてしまう可能性を排除すべきでしょう。

そんな憂き目に遭わないためにも、今いる業界から移っても、環境が変わっても通用するスキルを磨くことを意識しましょう。先が見えず、自身の方向性がなかなか見つからない間でも磨くことができ、かつどの道に進んでも活かせるので無駄がありません。

持ち運びできるスキルであれば、どんなものでも構いません。
例えば、文章力や交渉力は営業などの販売職種に関わる方であればどこへ行っても役立つでしょう。個人的には整理整頓も大事な能力であると考えます。地味なスキルに感じますが、机、カバン、営業車の中、PCのデスクトップなどが整理されていると作業効率が上がります。

WordやExcelなども立派なスキルですし、特にExcelはデータ分析の際に必須であり、Excelを使いこなせればどの部署でも重宝がられるはず。生産性向上にもつながるので、Excelの達人を目指してみるのは一つの方法です。

④繋がりを大切にしてみる

キャリアは計画的にそのまま進んでいくということはほとんどなく、思いがけない縁など、予想しない偶発的な出来事によって決まっていったりするものだったりします。
最近以下の記事も見ましたが、私自身も以下の記事に同感です。

個人のキャリアの8割は「予期しない偶然」によって形成されるという学説
※zuu online 自由国民社の記事より参考

実際仕事ができる人に今に至るまでの経緯を聞いてみると、
「偶然です」「ご縁です」
といった言葉が出てきます。

しかし、彼らが本当に何も考えずにただ待っていただけで、チャンスを引き寄せたかというとそうではありません。
やはりそこには共通してみられる考えがあります。

  • 好奇心
  • 新しいことに敏感
  • 興味を持ったらやってみる、行ってみる

自分がワクワクしたり興味を持ったらしっかりと行動し続けていたという特徴です。
ちょっとわからないからと躊躇したり、新しいことを行うことを億劫に感じて飛び込むのを拒んだりしていては先の道は切り開けません。

常に向上心を持ちながら前に進み続ける事で大きな運=チャンスを掴む事ができるのです。

20代の方に多い不安への対策

若手ビジネスパーソンが抱きがちな「漠然とした不安」別に、その不安を軽減するためのアドバイスをいくつかご紹介します。

①転職はすべきか?

いつでも転職できるような人材になる事は大切です。

理不尽にパワハラを受けているなどの方はすぐにでも転職した方が精神的にも良いかと思いますが、置かれている状況が人によって違うので転職はしろとは一概には言えません。

もちろん、どこからも欲しいと思われる能力を身につけていく必要ははありますが、明確な目標もなく、漠然と「20代のうちにしたほうがいいかな…」と考えているならば、おすすめはしません

ある一定の成果を出すことができたり(例えば売上目標達成など)するまで至ることが必要です。その前に転職などで別の仕事に移ってしまったりすると、それまで培ってきた能力が身についているかがわからなくなってしまいます。

今の仕事にそれなりにやりがいを感じているのであれば、全力投球して成果を出してからでも遅くはありません。その後に自分自身に足りていない経験と相談し、その経験を積む為に新しい環境に挑戦するのが良いかと思います。

②「今の仕事(職種)を続けるべきか」

私がこれを判断するには以下の方法を提案しています。

  • 判断する為に全力で取り組んでみる。
  • 客観的なフィードバックを得られる人を見つける。

解説します。

判断する為に全力で取り組んでみる

その仕事に対してきちんと向き合って取り組んでみた方が良いかと思います。

そうでないと向き、不向きは判断が難しいからです。

本気でやって成果が出た:向いている可能性があります。

本気でやって成果が出なかった:向いていない、もしくは環境面が原因の可能性があります。

本気でやらなくても成果が出た:自分自身そんなに本気になっていないのにも関わらず成果が出るのであれば一番適正があると思います。

本気でやらず、成果も出ない:これでは本気でやっていないので向き不向きは判断できません。何もしていないので、成果が出ないのは当然です。

客観的なフィードバックを得られる人を見つける

私がおすすめするのは社内で自分に対して客観的なフィードバックをくれる人を探すのが先決。
可能性を判断するのは自分一人だけでは難しく、誰かに評価してもらうのが早かったりします。

全社横断のプロジェクトに手を挙げてみたり、勉強会など有志の集まりに積極的に参加してみたり、社内SNSで発信してみたりと、さまざまな方法で自己開示を行うといいでしょう。あらゆる方法を駆使してどんどん発信して自分をさらけ出し、誰かから声を掛けられるのを待ちましょう。

③今の仕事に不満はないが、本当にこのままで良いのか

状況にもよりますが、新しいスキルが身についていて成長できているのであれば今の環境でも問題ないのではないでしょうか?

今の現状に不満がないというのは、職務内容や勤務時間、責任、成績的にも達成できているなどで満たされている状態なのではないかと想像できます。

ただ、このような状況は今は良いかもしれませんが、いつ崩れるかわかりません。
崩れた時に、他社に転職したり、ヘッドハンティングされるような実力が備わっているか?今のまま歳だけ重ねている状況で、スキルアップができていなければ難しいと言わざるを得ないでしょう。

私は転職に対してはかなり肯定的な考えです。しかし、全ての方が絶対に転職した方がいいとは思わず、今いる環境でキャリアを重ねることで、次々に新しい事に取り組む事ができるのであれば幸運ですし、収入に満足であれば居続けても良いのではないかと思っています。
今、以上にできる事が増えているかどうかが重要と考えています。

自分が何が足りていないのかがわからないって方もいるでしょう。そんな方は、自分はどのように評価されているのか、自ら上司や先輩にフィードバックをもらいに行きましょう。

定期的な面談の場が会社で用意されているのであればそこで聞くでもいいですし、自身から定期的に確認に行くでも良いと思います。

プロのスポーツ選手もこのように監督に確認して自身のプレーで足りない部分を確認しているそうです。社会人の私達においても同じ事が言えますね。

 

まとめ:何もしないはNG。何らかの方法で一歩踏み出そう

「漠然とした不安」を感じているにもかかわらず、何も対策を講じない人は実は少なくありません。
しかし、それでは何の解決にもならず、ずっとモヤモヤを抱えるだけであり非生産的です。

ここまでに、いくつかの「漠然とした不安」の軽減方法を挙げてきましたが、その中から、「これならできそうだ」と思ったものにまずは挑戦してみてください。

周囲にいる人を見回してみてロールモデルを見つけに行くでもいいし、スキルを磨くのに何かをやり始めるでもいいし、フィードバックをもらいにいって自分を鼓舞するのもいいし、実際に転職しなくても。

どんな方法であってもまず「一歩踏み出す」ことで、少しずつ霧が晴れ、不安の軽減につながるでしょう。

 

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